丸の内経営法律事務所

スタートアップの支援もしています。

2024.08.17

起業のサポートをする専門家として誰をまず想像しますか。

まずは、税理士と考える人も多いかと思います。
また、弁護士に起業早々から依頼するのはハードルが高いとも言われます。

しかし、弁護士が起業に関わることは、スタートアップや新規事業を成功させるために非常に重要です。以下にその理由をいくつか挙げます。

1. 法的リスクの軽減
起業には多くの法的リスクが伴います。例えば、契約書の作成や労働法、知的財産権の保護、株主間の取り決めなど、さまざまな法律問題に直面します。弁護士はこれらのリスクを未然に防ぎ、適切な法的助言を提供することで、企業が法的トラブルに巻き込まれるリスクを軽減します。

2. 契約書の作成とレビュー
起業時には多くの契約が必要になります。弁護士は、ビジネスの特定のニーズに応じて契約書を作成し、また既存の契約書をレビューしてリスクを特定し、企業が不利な条件を避けられるように支援します。

3. 企業構造とガバナンスの設計
企業の設立時に、どのような法人形態を選ぶか、取締役会の構成や役員の責任をどのように規定するかなど、初期の企業構造とガバナンスの設計が重要です。弁護士は最適な法人形態を選択し、適切なガバナンス体制を整える手助けをします。

4. 資金調達の法的サポート
スタートアップが成長するためには、資金調達が不可欠です。弁護士は、投資家との交渉や資金調達に関連する法的文書(投資契約、株式購入契約など)の作成、そして適切な法的手続きを踏むことで、企業が資金調達を円滑に進められるよう支援します。

5. 知的財産の保護
スタートアップが開発した新技術やブランドを守るためには、知的財産権の確保が重要です。弁護士は、特許、商標、著作権などの知的財産を適切に保護する手続きを行い、他者による侵害を防止します。

6. コンプライアンスと規制対応
各業界には特有の規制が存在し、これに違反すると重大なペナルティが科される可能性があります。弁護士は、企業が関連する法律や規制に従って事業を行うためのコンプライアンス体制を整備し、必要な申請や報告義務を果たす手助けをします。

7. 紛争の予防と解決
ビジネスには時折、紛争が避けられません。弁護士は、紛争が発生する前に予防措置を講じるだけでなく、紛争が発生した場合には、交渉、調停、仲裁、または訴訟などの方法で最適な解決策を見出す支援を行います。

弁護士が起業に関わることで、企業は法的に健全な基盤を築くことができ、長期的な成功への道を切り開くことができます。

そのため、今年、「起業支援プロフェッショナル」という資格をとり、スタートアップのサポートに力をいれることにしました。

起業準備の方でも奮ってご相談くださいね。

丸の内経営法律事務所

丸の内経営法律事務所は、企業法務を得意とする名古屋市の弁護士事務所です。これまでに関わった中小企業のトラブル解決数は 200件 以上となります。「関わった人全てを豊かにする」を企業理念に、名古屋市をはじめ東海エリアの中小企業を法務面・経営面から多角的にサポート。顧問弁護士として労働問題解消や契約書作成など、企業のトラブルを未然に防ぐリーガルリスクマネジメントにも尽力します。

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